薄いメガネフレームは壊れやすい?似合う顔型や強度近視の対策を徹底検証
「視力が弱く度数が強いから、薄いメタルフレームは諦めるしかない」と思い込んでいる方は少なくありません。近視用凹レンズは中心が最も薄く、外側(コバ)に向かうほど厚みが増す幾何学的特性を持っています。そのため、厚みのあるセルフレームで覆い隠すのが長年の定石とされてきました。
しかし、光学計算に基づいた正しい設計アプローチをとれば、強度近視であっても薄型メタルフレームを美しく掛けこなすことは十分に可能です。実践すべき強度近視レンズ厚み対策の鉄則は以下の3点に集約されます。
① レンズ横幅(玉型サイズ)は46mm以下を徹底選定
近視レンズのコバ厚は、レンズ半径の2乗に比例して厚くなります。横幅が52mmあるワイドなフレームから44〜46mmの小径フレームへ変更するだけで、レンズ外周の厚みは約30〜40%カットされます。
② フレームPDと自身のPD(瞳孔間距離)の差を最小化する
フレームの幾何学中心と、自分の黒目の位置(瞳孔位置)がほぼ中央で合致するモデルを選びます。黒目がレンズの中央にあれば、最も厚みの出る外側の余白部分をレンズ加工時に切り落とせるため、正面からも側面からもコバの厚みが露出しません。
③ リムに奥行きを持たせたインナーリム・厚リムメタルの活用
正面からは厚み0.8mmの極細に見えつつ、側面(奥行き方向)に2.5〜3.5mmの幅を持たせた「強度用チタンリム」や「アセテートインナーリム」を採用したモデルが各社から登場しています。これにより、-6.00D〜-8.00Dクラスの強度数であっても、レンズの飛び出しを完璧に覆い隠すことが可能です。
実際の度数が強いメガネフレーム比較においても、屈折率1.74の両面非球面レンズと小径チタンフレームの組み合わせは、従来の厚枠セルフレームと同等以上の薄型シルエットを実現できることが実証されています。