大相撲の懸賞金はいくら?1本7万円の内訳と力士の手取り・税金の真相
大相撲の懸賞金において、誰も到達できない前人未到の記録を打ち立てたのが、第69代横綱・白鵬(現・年寄)です。
白鵬が幕内最高優勝45回を積み重ねる過程で獲得した生涯懸賞本数は、通算4,000本を遥かに突破しており、獲得総額は協会の積立分を含めて2億5,000万円以上に達します。全盛期には1場所(15日間)だけで200本以上の懸賞金を獲得し、千秋楽の表彰式で持ち上がらないほどののし袋を抱える姿は本場所の風物詩でした。
また、1つの取組にかけられた歴代最多懸賞本数としては、白鵬対朝青龍、白鵬対日馬富士といった伝説的な横綱決戦で記録された「上限規制いっぱいの本数」が有名です。現在、土俵上の混乱や進行遅延を防ぐため、1番の取組にかけられる懸賞旗は「原則50本から最大60本程度まで」という内規が存在します。指定制限がかけられるほどの白熱した一番では、制限枠が発表された瞬間に企業の申し込みが殺到し、即座に受付が締め切られます。
2026年現在の最新動向に目を向けると、本場所全体での指定懸賞総数は1場所あたり2,000本から2,200本を超える水準で高止まりしています。かつてのような食品メーカーや製薬会社、出版関係といった定番企業だけでなく、近年は外資系テック企業、グローバル金融機関、インバウンド需要を見込む高級ホテルグループなど、これまでにない業種からの新規参入が相次いでいます。伝統文化への敬意を示しながら、NHKの全国中継や国内外の配信プラットフォームで強烈なブランド露出を図れるプロモーション媒体として、その価値が再評価されているのです。