畳にタイルカーペットはカビの温床?大失敗を防ぐプロ直伝の敷き方とは
和室をトラブルなく洋風空間に仕立てるには、綿密な下地作りと正しい敷設手順の遵守が欠かせない。ここでは内装工事業界のセオリーに基づいた和室タイルカーペット敷き方の手順を解説する。
ステップ1:畳の完全除菌乾燥
晴天が2日以上続いた乾燥した日を選び、畳の表面を徹底的に掃除機がけする。エタノール(濃度70〜80%の消毒用)を布に吹き付け、畳の目に沿って固く拭き上げる。直射日光を避けつつ通風を確保し、表面の水分を完全に蒸発させる。
ステップ2:高機能透湿防カビシートの敷設
畳表の上に、透湿性と防ダニ性能を兼ね備えた不織布タイプの保護シートを隙間なく敷き詰める。シート同士の継ぎ目は専用の通気テープまたは養生テープで確実に固定し、ズレを防止する。壁際までしっかりと覆うことがポイントだ。
ステップ3:市松張りによる吸着施工
カーペットのパイル(毛並み)の向きを90度ずつ交互に変える「市松張り(いちまつばり)」で敷設する。光の反射で陰影が生まれ目地が目立たなくなるだけでなく、収縮によるズレを抑える効果がある。畳とカーペットの間には両面テープを使わず、裏面吸着タイプを活用するか、外周部を見切り材で押さえる施工を行う。
特に和室模様替えタイルカーペットの施工では、部屋全体を端から端まで隙間なく埋め尽くすのではなく、外周に数ミリの逃げ(クリアランス)を設けることで、湿気の排出口を確保できる。