一目ゴム編みと二目ゴム編みの違いは?伸縮性と厚みの差をプロが徹底解説

一目ゴム編みと二目ゴム編みの違いは?伸縮性と厚みの差をプロが徹底解説とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

手芸専門コミュニティやSNSに寄せられる編み物愛好家の声を検証すると、ゴム編みに関する失敗の多くは「目数計算」と「ゲージ(編み目の密度)の誤認」に起因しています。

「編み図の目数通りに編んだのに、なぜか袖口のゴム編みだけが波打ってラッフル(フリル)のようになってしまった」という悲鳴は後を絶ちません。現場での指導経験が豊富なニッターによると、この原因の8割以上は、身頃のメリヤス編みと同じ針の号数で編み進めてしまったことにあります。ゴム編みは組織そのものが開こうとする性質があるため、身頃より1〜2号細い棒針に持ち替えて編まなければ、引き締まった綺麗なリブにはなりません。

また、ゴム編みのゲージの測り方を巡る混乱も散見されます。メリヤス編みであれば平置きしてそのまま10cm四方の目数を測りますが、ゴム編みを完全に縮んだ状態で測るのか、それとも無理やり引き伸ばして測るのかで目数が倍近く変わってしまいます。基準となるのは「編み地を軽く手でならし、自然な張力を保った状態」および「着用時に想定される適度な伸長状態」の双方を把握することです。ここを曖昧にしたまま編み始めると、ブカブカで機能しない袖口が生み出されてしまいます。

さらに、表目と裏目の編み図の見方に対する初学者のつまずきも見逃せません。平編み(往復編み)を行う際、表面から見る奇数段と裏面から見る偶数段で針の動かし方が混乱しがちです。「編み図に並んでいる記号は、あくまで完成した表面から見た状態を示している」という原則を失念していると、裏面を編む際に表目記号を見てそのまま表目を編んでしまい、ゴム編みのリブが分断される惨事に見舞われます。

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