えい別府温泉センターの現在と評判|なぜ名湯に人が通い詰めるのか
インターネット上の検索動向を見ると、本施設に関してはいくつかの誤解や検索時の混乱が見受けられます。最大の盲点は「別府」という地名にあります。
鹿児島県外からの旅行者が「別府温泉」という文字を見て、大分県別府市の温泉郷と混同して検索するケースが後を絶ちません。前述の通り、ここは薩摩半島南部・旧頴娃町の「別府(べっぷ)」地区であり、大分の別府温泉とは歴史的・地理的につながりはありません。ただし、頴娃の別府地区も古くから良質な湯が湧き出る土地柄であり、南薩エリア屈指の湯量を誇っています。
また、利用にあたって知っておくべき「現場ルール」が存在します。ここは観光リゾートホテルではなく、南九州市頴娃町の生活インフラです。そのため、以下のポイントを把握しておかないと現地で戸惑うことになります。
第一に、「石鹸・シャンプー・タオルの完全持参制」です。洗い場には備え付けのアメニティが一切ありません。番台や受付でミニサイズの石鹸やシャンプーを購入できますが、お気に入りの入浴セットをマイバスケットに入れて持ち込むのが、鹿児島における公衆浴場利用の王道マナーです。
第二に、「場所取りの禁止と挨拶の文化」です。常連利用者が多い時間帯(16:00〜18:00頃)は、洗い場やサウナ室内での暗黙の秩序が存在します。サウナに入る際や洗い場を使う際に軽く会釈を交わすだけで、余計な摩擦を避け、心地よい時間を過ごすことができます。サウナマット用のマイタオルの持参も必須マナーとなっています。