耳垢が湿っているのはなぜ?遺伝子とワキガ体質の真実を医師が解説

耳垢が湿っているのはなぜ?遺伝子とワキガ体質の真実を医師が解説について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

耳垢が湿るか乾いているかを決定づけているのは、皮膚に存在する「アポクリン汗腺」の密度と分泌活動だ。耳の穴(外耳道)にあるアポクリン汗腺から分泌される脂質やタンパク質が、剥がれ落ちた角質と混ざり合うことで、ねっとりとした湿性耳垢 (飴耳)が形成される。脂質成分を多く含むため、黄色から茶褐色を帯びた粘り気のある質感になるのが特徴だ。

近年の耳鼻咽喉科学・遺伝医学ニュースでも大きく話題となったが、この耳垢のタイプを左右するのは「ABCC11遺伝子」と呼ばれる単一の遺伝子変異である。ABCC11遺伝子の特定の塩基配列が「G(グアニン)」である場合、アポクリン汗腺の働きが活発化し、耳垢が湿る体質になる。一方で「A(アデニン)」を持つ人は腺の分泌が抑えられ、乾いたカサカサの耳垢になるという明快な遺伝メカニズムが存在する。

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