『フィフス・エレメント』悪役の真相!ゲイリー・オールドマン怪演の裏側
映画ファンの間で長年語り草となっているのが、ゲイリー・オールドマンの出演経緯の真相です。アカデミー賞俳優としても知られる彼が、なぜあそこまで振り切ったSF大作の悪役を引き受けたのか。その理由は、芸術的なインスピレーションというよりも、男同士の熱い「義理」にありました。
当時、ゲイリー・オールドマンは自身の半自伝的な初監督作品『ニル・バイ・マウス(Nil by Mouth)』(1997年公開)の製作資金集めに奔走していました。この低予算ドラマに救いの手を差し伸べ、フランスの大手映画会社ゴーモンを動かしてプロデュースと出資を取りまとめたのが、他ならぬリュック・ベッソン監督だったのです。
後年のインタビューでゲイリー本人は「リュックが私の監督作を助けてくれた。だから彼から『フィフス・エレメントに出てくれないか』と電話があったとき、脚本すら読まずに『もちろん、やるよ』と即答した」と明かしています。まさに友情と恩義から生まれたキャスティングであり、作品への打算がない状態からあの強烈なキャラクターが誕生したという事実は、映画ファンの心をくすぐる名エピソードです。