鬼滅の刃・時透無一郎の過去と最期|刀を握り2か月で柱となった天才の全貌
上弦の壱・黒死牟との戦いは、無一郎にとってあまりにも過酷なものとなりました。次元の異なる強さを前に、無一郎は序盤で左手首を切断され、自身の刀で柱に串刺しにされる重傷を負います。
しかし、無一郎は決して諦めませんでした。風柱・不死川実弥、岩柱・悲鳴嶼行冥、不死川玄弥が駆けつける中、自らの痛みを完全に遮断して戦闘に復帰。黒死牟の懐へ飛び込み、腹部に日輪刀を深々と突き刺しました。
その際、黒死牟の反撃により胴体を真っ二つに切断されるという致命傷を負いますが、無一郎は息絶える直前、命の炎を限界まで燃やして万力の握力で刀を握りしめ、日輪刀を「赫刀(しゃくとう)」へと変化させました。この赫刀が黒死牟の内臓を焼き、再生能力を著しく阻害したことが、最終的な撃破の決定打となりました。
戦いが終わった後、無一郎の魂は三途の川の向こうで兄・有一郎と再会します。有一郎は「死ぬな、戻れ」と涙を流して無一郎を怒鳴りつけますが、無一郎は微笑みながらこう答えました。
「僕は幸せになるために生まれてきたんだ」
「仲間のために命をかけることができて、何一つ後悔はない」
14年という短くも気高い生涯は、最愛の兄と抱き合い、温かい光に包まれる中で幕を閉じました。