なぜ空中で静止できる?バスケのダブルクラッチを成功させる滞空時間の極意

なぜ空中で静止できる?バスケのダブルクラッチを成功させる滞空時間の極意について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をお届けします。

ダブルクラッチを試みるプレーヤーの間で頻繁に議論されるのが、「空中でボールを持ち替える動作はトラベリングやダブルドリブルなどの反則に当たらないのか」という疑問です。

結論から言うと、空中でボールを持ち替えること自体は何らルール違反ではありません。バスケットボール競技規則において、ボールを保持した状態で空中にいる間、そのボールを右手から左手へ持ち替えたり、体の周りを一周させたりしても、着地する前にリリースまたはパスを行っていれば完全に合法です。

トラベリングの判定基準として注意すべきは、跳び上がる前のステップワークです。ドリブル終了時にボールを収めるタイミング(ステップ0/ゼロステップの概念)や、ピボットフットが床から離れた後に再び床に着く前にシュートを放っているかどうかがすべてです。空中で一度ボールを胸に引き込んだからといって、歩数が増えるわけではありません。

このダブルクラッチの概念を世界中に決定づけたのが、1991年のNBAファイナル第2戦(シカゴ・ブルズ vs ロサンゼルス・レイカーズ)で見せたマイケル・ジョーダンの伝説的プレーです。

右ウイングからペイントエリアへ鋭くドライブしたジョーダンは、そのまま右手一本で豪快なワンハンドダンクを叩き込もうと跳躍しました。しかし、目の前にレイカーズの守護神サム・パーキンスがブロックに跳び上がったのを確認するや否や、空中でボールを右手から左手へと持ち替え、体を右に傾けながら下からすくい上げるようにリバースレイアップを沈めました。

実況のマイク・フランクリンが「A spectacular move by Michael Jordan!」と絶叫したこのシーンは、単なる身体能力の誇示ではなく、「相手の動きを完全に見てから空中で判断を変える」というダブルクラッチの本質を象徴する歴史的瞬間として語り継がれています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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