虹の七色の順番と外側内側の真相|覚え方と海外6色の謎を徹底解説
雨上がりの空で非常に強い日差しが差し込んだ際、通常の虹の外側に、もう一本うっすらと太い虹が架かる現象を目撃することがあります。これは「二重虹(ダブルレインボー)」と呼ばれる極めて幸運な気象現象ですが、二本の虹を注意深く観察すると驚くべき事実に気づきます。
外側の副虹は「色の順番が完全に逆」になる
内側に見える鮮やかで明るい虹を「主虹(しゅこう/Primary rainbow)」と呼び、その外側に現れるやや淡い虹を「副虹(ふくこう/Secondary rainbow)」と呼びます。 このとき、色の並び順は次のようになります。
・主虹(内側の虹):外側が「赤」 ➜ 内側が「紫」
・副虹(外側の虹):外側が「紫」 ➜ 内側が「赤」
副虹では、通常とは逆に「一番外側が紫、一番内側が赤」という完全な反転現象が起きています。 なぜこのような逆転が起きるのかというと、雨粒の中での光の反射回数が異なるためです。主虹は水滴の中で光が「1回反射」して出てきますが、副虹は水滴の下側から入った光が内部で「2回反射」してから観察者の目に届きます。鏡に映した像が反転するように、水滴の内部で光がもう一度余分に反射(バウンス)することによって、色の上下関係が完全にひっくり返るのです。 また、2回反射する際に光の一部が水滴の外へ逃げてしまうため、副虹の明るさは主虹の約10分の1程度に低下し、淡く見えます。主虹と副虹の間に挟まれた空の領域は、光が観察者に向かって届かない角度となるため周囲よりも明らかに暗く見え、この空間は発見者の名をとって「アレキサンダーの暗帯(Alexander's dark band)」と呼ばれています。