ホテルニューアカオ台風被害の真相と現在|高波の衝撃から完全復活へ
2021年11月、ホテルニューアカオが本館(オーシャン・ウイング)の営業を突如終了した際、インターネット上では「高波被害による修復不能」「水没危険による立ち退き」といった誤った噂が一部で囁かれました。しかし、閉館理由の真相は台風被害ではありません。
最大の要因は、1973年(昭和48年)に竣工した本館建物の構造的老朽化と、迫り来る耐震改修工事にかかる莫大な維持コストでした。約450室を擁する巨大リゾートの維持管理費に加え、2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大に伴う団体ツアー客の激減が重なり、創業家であるアカオアルミグループ単独での事業継続が困難となったのが実情です。
その後、世界的投資ファンドであるフォートレス・インベストメント・グループへの事業譲渡が成立。マイステイズ・ホテル・マネジメントが運営を引き継ぐ形で、歴史的価値を持つ建築意匠を残しながら、抜本的な安全改修を施す再生プロジェクトが始動しました。