なぜ目が回らない?フィギュアスケートのスピン種類とレベル4の秘密を徹底解説とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
スピンの最終的な得点は、「獲得したレベルに応じた基礎点(Base Value)」に、9名の審判員(ジャッジ)がつける「出来栄え点(GOE: Grade of Execution)」が加減算されて決定します。GOEは−5から+5までの11段階で評価され、基礎点の一定割合がボーナスまたは減点として付与されます。
以下の表は、主要なスピンの種類におけるレベルごとの基礎点と、高評価(GOE加点)を獲得するための必須条件をまとめた比較データです。
スピンの種類レベル4基礎点(BV)主な回転数・獲得ルールGOE+3以上を狙う評価ポイント足換えコンビネーションスピン(CCoSp4)3.50点両足それぞれで最低3回転、全体で合計10回転以上が必須軸の移動が全くなく、回転速度が後半に加速。音楽のアクセントとの完全な一致フライングキャメルスピン(FCSp4)3.20点空中での高さ・フォーム、着氷後即座に規定姿勢で2回転以上踏み切り時の高さと着氷の衝撃を逃がす滑らかなブレードコントロールレイバックスピン(LSp4)2.70点背屈・側屈姿勢を各2回転以上、ビールマン移行でさらに加点要件深いアーチの美しさ、指先からつま先まで行き届いた芸術性とポジション保持足換えシットスピン(CSSp4)3.00点左右両足で大腿部が平行以下の低い姿勢を各2回転以上キープ沈み込みの深さと、足換え時のスムーズな重心移動・スピードの維持
ショートプログラムで3つ、フリーで3つのスピンが組み込まれるシングル競技において、すべてでレベル4を獲得しGOE+4〜+5の満点近い評価を揃えると、スピンだけで1試合あたり15点〜18点前後の得点源になります。これは4回転ジャンプ1本分を大きく上回る配点であり、ジャンプでミスが出た際の生命線としても機能します。
鈴木 陽菜
テックライター兼ウェブディレクター
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