ウーバーイーツ車配達の現実|白ナンバー違法性の罠と黒ナンバーの収支実態
「手持ちの自家用車で隙間時間に配達したい」と考える配達員が最初に直面するのが、日本の道路運送法および貨物自動車運送事業法の厳格な規制です。他者から対価(配送料・報酬)を受け取って荷物や料理を自動車で運ぶ行為は「貨物軽自動車運送事業」に該当します。これを行うには、国の認可・届出を経て交付される事業用ナンバー(軽自動車の場合は黒ナンバー)の装着が法律上義務付けられています。
黄色のナンバープレートを付けた自家用軽自動車や、白ナンバーの普通乗用車で報酬を得て配達した場合、いわゆる「白トラ行為(無許可営業)」とみなされます。これに違反すると、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金という重い刑事罰が科される可能性があります。「バレないだろう」と安易に登録外の車両で稼働しても、注文者や加盟店からの通報、警察の街頭検問、さらには事故発生時の保険調査によって即座に発覚します。
Uber Eatsをはじめとする主要プラットフォームでも不正車両の排除体制が強化されており、事前登録されていない白ナンバー車両での配達が確認された段階で、事前警告なしのアカウント永久停止(垢BAN)が下されます。一度アカウントが凍結されると、同一人物による再登録は極めて困難です。安全かつ継続的に稼働するためには、正規の手続きを踏んで事業用登録を完了させることが絶対条件となります。