京都・北野天満宮「カステラ ド パウロ」人気の理由と評判・通販を徹底検証
ネット上の情報で散見される誤解の一つに、「パォンデローは一時期日本で流行した『半熟カステラ』と同じものではないか」という言説があります。しかし、製菓技術的・歴史的な観点から見ると、これらは全くの別物です。
ブームとなった半熟カステラの多くは、通常のカステラ生地を意図的に加熱不足にして中心を生焼けにしたものでした。対してポルトガル伝統のオヴァールやアルフェイゼランのパォンデローは、素焼きの陶器型に専用のクッキングペーパーを敷き、卵黄・砂糖・極少量の小麦粉というシンプルな配合を計算し尽くした温度・時間で焼き上げる伝統製法です。
中心部がとろりとしているのは、加熱不足ではなく、卵黄の凝固温度ギリギリを見極めて熱を通す高度な職人技によるものです。安心・安全に火が通っていながら、クリームのようななめらかさを保つ技術こそが、パウロ氏の真骨頂と言えます。