ネジを回す方向はどっち?緩める・締める覚え方と固い時の裏ワザ
経年劣化によるサビや、過去に締め付けすぎたことが原因でビクともしない「ネジの固着」。力任せに回してネジ頭を破壊する前に、現場のプロが実践している即効性の高い裏ワザを試してみてください。
① 輪ゴムを挟んで摩擦力を上げる裏ワザ
十字溝が少し削れかけて滑るときは、幅の広い輪ゴムやシリコンゴムをネジ頭とドライバーの先端の間に挟み込みます。ゴムの強い摩擦力と弾力性が隙間を埋め、ドライバーの回転トルクがダイレクトにネジ穴へ伝わるようになります。
② 浸透性潤滑剤を吹き付けて時間を置く
サビ付きが疑われる場合は、「KURE 5-56」や「WD-40」などの浸透潤滑スプレーをネジの根本に吹き付けます。ここで焦ってすぐ回してはいけません。最低でも10〜15分程度放置し、毛細管現象によってネジ山のミクロな隙間まで油分が完全に染み渡るのを待つのが成功率を高めるポイントです。
③ 貫通ドライバーでショックを与える(打撃法)
金属同士が固着している場合、柄の末端まで金属芯が通っている「貫通ドライバー」をネジ穴に当て、金槌やハンマーでドライバーの柄の頭をコンコンと軽く叩きます。衝撃波によってネジ山同士のサビの結合が破壊され、固着が一気に解けます。
④ 一瞬だけ「締める方向(時計回り)」に力をかける
緩める方向ではなく、あえて「締める方向」にほんの数ミリだけクッと力を加えるのも効果的です。固着したサビの噛み合わせが一度外れるため、その直後に反時計回りに回すとスムーズに緩むケースが多々あります。
もし完全にネジ山をなめてしまった(十字溝が丸い穴になってしまった)場合は、市販の「なめたネジ外し専用ビット」を電動ドライバーに装着して逆タップを切るか、ネジ頭を強力に掴んで回す専用プライヤー(ネジザウルス等)を使用するのが最も確実な最終手段となります。