一重を二重にする方法の真相|自力Vs整形、本当に効くのはどっち?
ネットやSNSで頻繁に目にする「自力で一重から二重になった」という体験談。結論から述べると、一重から二重の成功例として語られる事例の多くは、解剖学的に「潜在的な二重の素質を持っていたケース」に限られます。
二重まぶたの構造は、目を開ける筋肉である「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」の枝(挙筋腱膜)が、まぶたの皮膚の裏側にしっかりと結合していることで成り立ちます。目を開けた際、この腱膜が皮膚を引き込むことで折り込み(二重ライン)が形成されます。一方で、完全な一重まぶたはこの結合が存在しないか、極めて脆弱な状態にあります。
自力での二重の自力癖付けが物理的に成立する理由は、加齢や体重減少による皮下脂肪・眼窩脂肪の減少、あるいは皮膚が反復して折れ曲がることで微細な癒着や折り目が生じるためです。しかし、挙筋腱膜の結合そのものをコスメやマッサージで新たに生成することは医学的に不可能です。もともと皮膚が薄く、わずかな刺激で線が入りやすい「隠れ奥二重」のタイプ以外が無理に自力癖付けを試みても、恒久的なラインの定着は期待できません。