「コーヒーは水分補給にならない」は嘘?利尿作用の真実と新常識
この議論に決定的な終止符を打ったのが、英国のバーミンガム大学で実施された「コーヒー水分補給臨床研究プロジェクト」だ。研究チームを率いたソフィー・キラー博士(Dr. Sophie Killer)らは、日常的にコーヒーを嗜む健康な成人男性を対象に、厳格なクロスオーバー比較試験を敢行した。
被験者は一定期間、水分補給の手段として「水だけ」を飲む生活と、「1日4杯のブラックコーヒーを含む」生活をそれぞれ送り、血液や尿の生化学的マーカー、および総体水分量が精密に測定された。その結果は驚くべきものだった。どちらの期間においても、体内の水分保持率や脱水マーカーに統計的な有意差は一切検出されなかったのだ。ソフィー・キラー博士は「習慣的な摂取において、コーヒーは水と変わらない優れた水分補給源になり得る」と強く結論づけている。