糖尿病と牛肉の真実|血糖値を上げない赤身肉の選び方と最新食事療法
食事療法における最大のリスクは、「ゼロか百か」の思考停止に陥ることです。牛肉を有効活用できる状態なのか、あるいは制限を強化すべき病態なのかを客観的に見極める必要があります。
牛肉(赤身肉)を積極的に取り入れるべき人の条件
- HbA1cが比較的安定しており、腎機能(eGFR)に異常がない初期〜中期の2型糖尿病患者
- 過度な糖質制限で筋肉量が落ち、疲れやすさや代謝低下を感じている人
- 炭水化物への依存を断ち切り、満足度の高い主菜で食事の質を底上げしたい人
摂取に慎重になるべき・医師と相談すべき人の条件
- 糖尿病性腎症(第3期以降):タンパク質摂取量の制限(体重1kgあたり0.6〜0.8g/日など)が必要な段階では、赤身肉であっても摂取過多が腎機能を急速に悪化させるリスクがあります。
- 重度の高LDLコレステロール血症や虚血性心疾患の既往がある患者:飽和脂肪酸の摂取量を極限まで絞る必要があるため、牛肉よりも青魚や大豆製品を優先すべきです。