クリスマスツリー火災の真相!数十秒で全焼する盲点と命を守る防災策
クリスマスツリー火災原因のトップに挙げられるのが、ツリーを彩るイルミネーションや電源周りの電気トラブルです。東京消防庁などの注意喚起資料や過去の事故データを分析すると、日常の何気ない取り扱いの中に深刻な発火リスクが潜んでいる実態が浮き彫りになります。
第一の盲点は、電飾コードの断線によるショート(短絡)です。毎年使い回しているイルミネーションライトは、収納時にきつく巻き付けたり、ツリーの枝に強く巻き付けたりすることで、内部の極細銅線が徐々に金属疲労を起こして半断線状態になります。また、家具の脚でコードを踏みつけていたり、ドアに挟み込んでいたり、室内で飼っている犬や猫がコードを噛んで被覆を破いたりすることも珍しくありません。この傷ついた箇所に電気が流れると、火花(スパーク)が散り、周囲の可燃性オーナメントや乾燥した葉へ一瞬で引火します。
第二の盲点は、タコ足配線とコンセント周りのトラッキング現象です。クリスマスシーズンは、ツリーの電飾だけでなく暖房器具や加湿器など消費電力の大きい家電が集中します。電源タップの許容量(一般的には1,500W)を超えてタコ足配線を続けると、コードやタップ本体が異常発熱します。さらに、ツリーの設置場所は部屋の隅やカーテンの影などホコリが溜まりやすい位置が多く、コンセントとプラグの隙間に長期間堆積したホコリが空気中の湿気を吸収することで漏電し、発熱・発火に至るトラッキング現象が頻発しています。