楽天積立Nisaの引き出しで大損?売却時の注意点と非課税枠の真相を徹底解説
「明日急な出費があるから、今すぐ楽天積立NISAから引き出したい」という要望は、投資信託の受渡構造上、物理的に不可能です。楽天証券で積立中の銘柄を売却注文してから、実際に銀行口座へ現金として着金するまでには約4〜6営業日(土日祝日を除く)を要します。
現金化が即日完了しない理由は、投資信託特有の「ブラインド方式」と「受渡日」のルールにあります。投資信託は、注文を出した時点では売却価格(基準価額)が確定していません。海外の株式市場が閉場した後に基準価額が算出されるため、注文日(申込日)、価格が決定する約定日、そして現金の受け渡しが成立する楽天証券投資信託の受渡日までに数日間のズレが生じるのです。
例えば、オルカン(全世界株式)やS&P500といった海外資産を組み入れたインデックスファンドの場合、注文から受渡までに通常4営業日〜5営業日を要します。金曜日の夜に売却注文を出した場合、注文受付は翌営業日の月曜日となり、実際に証券口座へ現金が入るのは翌週の木曜日や金曜日になります。祝日や大型連休を挟むと1週間以上かかるケースも珍しくありません。
受渡が完了して証券口座の買付可能額(預り金)に反映された後の出金スピードは、設定環境によって大きく変わります。楽天証券ユーザーであれば、グループシナジーを活かした楽天銀行マネーブリッジらくらく出金の導入が事実上の標準装備です。
一般的な他行口座への出金指示では、営業日の午前中までに手続きを行っても銀行口座に着金するのは当日夕方または翌営業日となります。しかし、マネーブリッジを設定していれば、受渡日の当日にワンクリックで即座に楽天銀行口座へ資金が移動し、駅のATMやすぐ手元のデビットカードで利用できるようになります。当然ながら楽天証券出金手数料と反映時間の観点でも、楽天証券から楽天銀行を含む全提携金融機関への振込手数料は完全に無料です。