留意点とは何か?注意点との違いをプロが徹底解説
ビジネスメール実務において最も頻発するミスが、「ご留意ください」を目上の相手やクライアントにそのまま送ってしまうケースです。
「留意」という語そのものは敬語ではありません。「ご」をつけて「ご留意ください」としても、文末が「〜ください」という指示・依頼の命令形になるため、受け取り手によっては「上から目線で指図された」という不快感を抱かせるリスクがあります。大手企業の人事・研修担当者への取材でも、「若手や中途社員が社外重役に対して『ご留意ください』と送り、マナー違反として指導が入る例が目立つ」という指摘がなされています。
相手別の正しい敬語使い分け
- 社外・取引先・上司(目上の方):「ご留意いただけますと幸いです」「お含みおきいただけますと幸甚に存じます」「お心留め置きください」
- 同僚・社内メンバー:「〜の点にご留意ください」「以下の点に留意して進めてください」
- 自身が気をつける場合(謙譲):「いただいたアドバイスに留意し、業務に邁進いたします」
自身の所作として使う場合は、「肝に銘じる」ほどの重苦しさを出さずに「しっかりと意識して実行します」という誠実さを伝えるのに適しています。