落ち込んでいる人にかける言葉の正解とは?心を深く救う共感の技術

落ち込んでいる人にかける言葉の正解とは?心を深く救う共感の技術についての最新情報をご紹介します。

家族や友人がひどく落ち込んでいる姿を目にすると、私たちは焦りを覚える。「早く元気を取戻してほしい」という純粋な善意から、無意識のうちに相手の感情をコントロールしようとしてしまうのだ。

臨床の現場で最も警戒されるのが、「頑張って」「もっと大変な人もいるよ」「気にしすぎだよ」といった励ましや軽視の言葉だ。認知行動療法においても指摘される通り、辛さを抱えている人はすでに極限まで思考を巡らせ、全力を尽くしていることが多い。そこへ「頑張れ」と重ねる行為は、「今のあなたの努力では足りない」という否定のメッセージとして届いてしまう。

また、「私も昔同じような経験があってね」とすぐに自分の体験談へとすり替える行為も危険だ。一見すると共感のように思えるが、会話の主導権を奪う結果となり、相手の孤独を深める原因になる。相手が必要としているのは解決策の提示や一般的な教訓ではなく、ただ「いま自分が感じている苦痛」がそのまま認められる体験なのだ。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest