毎日夢を見て疲れる原因は?睡眠科学が明かす脳のSosと解消法
「一晩中、鮮明な夢を見続けていた気がする」。この感覚は単なる気のせいではない。最先端の睡眠医学が明かすのは、夢を見ている最中、脳の代謝レベルが覚醒時に匹敵するほど高まっているという事実だ。特に、急速眼球運動を伴うレム睡眠の最中、脳内の視床や大脳皮質は激しく活動し、大量のブドウ糖と酸素を消費する。
本来の健全な睡眠では、深いノンレム睡眠とレム睡眠が交互に訪れ、脳と身体が段階的に休息をとる。しかし、強いストレスや自律神経の乱れが加わると、この周期が崩壊。深い眠りが奪われ、脳が活発に動くレム睡眠ばかりが極端に引き伸ばされる。結果として、脳は一晩中スクリーンで「長編映画」を連続再生しているような負荷を抱え込み、それが朝の重い疲労感となって跳ね返ってくるのだ。