なぜ中毒者が続出?175°Deno担担麺Tokyoの痺れる秘密と注文のコツ
「175°DENO担担麺」の根底にあるのは、創業者・出野光浩氏の徹底したスパイス探求です。店名の由来となっている「175°」は、自家製辣油を仕込む際に唐辛子と油を合わせる極限の温度設定に由来します。温度が低すぎれば香りが立たず、高すぎれば焦げ付きによる苦味が出るというシビアな環境下で、油の温度を175℃に保ちながら抽出することで、澄んだ辛味と芳醇な香気成分を最大限に引き出しています。
さらに同店のアイデンティティを決定づけているのが、中国四川省カンゼ・チベット族自治州などの産地へ直接赴いて買い付ける最高級の花椒です。市場に広く流通する一般的な花椒とは異なり、雑味がなく、口に含んだ瞬間に柑橘類を思わせる華やかなアロマが鼻腔を突き抜けます。その直後に訪れる心地よい電気的な刺激(サンショオールによる触覚刺激)が、濃厚なゴマダレのコクと絶妙に調和します。
定番の「汁なし担担麺」では、北海道産小麦を主体に配合された特製平打ち縮れ麺がタレや挽肉、ナッツ、水菜を余すところなく絡め取ります。単に辛いだけでなく、「辛さ(辣)」「痺れ(麻)」「旨味(旨)」「香り(香)」の4要素が緻密に計算された構造こそが、一度食べると脳裏に刻まれる中毒性の正体です。