ミセス『Wanted! Wanted! 』歌詞の真相|逃亡劇に潜む意図
Mrs. GREEN APPLEのディスコグラフィにおいて、本作はバンドの音楽的過渡期を象徴する極めて重要なメルクマールです。当時のバンドサウンド主体から、シンセサイザーや打ち込みを大胆に導入したハイブリッドな構成へと舵を切った楽曲群の先鋒でした。
現在のストリーミング指標およびボーカル難易度の観点から、代表曲群との比較データを検証します。
WANTED WANTED カラオケの難易度と音域を客観的に見ると、最高音こそhiB(裏声hiD#)と近年の『ケセラセラ』等に比べれば若干控えめに見えるものの、息つく暇のない譜割りとシンコペーションの連続が歌唱難易度を極限まで押し上げています。一般のカラオケ愛好家が原曲キーでリズムをキープしながら歌い切ることは極めて困難であり、プロのボーカリストからも「呼吸管理が最も過酷な曲の1つ」として挙げられます。
また、WANTED WANTED 収録アルバム ENSEMBLE(2018年発表の3rdフルアルバム)においては、バンドが多彩なジャンルを融合させるコンセプトの中核を担い、今日のスタジアム規模のサウンドデザインの礎を築いた名盤の牽引役となりました。現在発表されているMrs. GREEN APPLE 人気曲ランキング現在でも常に上位20位圏内をキープし続けており、一時的なブームに終わらない強靭な生命力を証明しています。