吉高由里子のセクシーな魅力とは?蛇にピアスから現在の大人の色気まで

吉高由里子のセクシーな魅力とは?蛇にピアスから現在の大人の色気までについての疑問解決ガイドをお届けします。

吉高由里子という表現者のセクシーさを語るうえで、2008年公開(撮影は2007年)の映画『蛇にピアス』を避けて通ることはできません。当時19歳だった彼女は、蜷川幸雄監督の熱烈な指導のもと、痛々しいほどの純粋さと生々しい官能を併せ持つ主人公・ルイを体当たりで演じ切りました。スクリーンに焼き付けられた大胆な濡れ場やタトゥー姿は、単なる扇情的な描写を超え、「生きている実感」を渇望する生々しい魂の叫びとして第32回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとする各映画賞を総なめにしました。

撮影直前、彼女は瀕死の重傷を負う交通事故に遭い、集中治療室で数日間生死をさまようという過酷な経験をしています。当時の単独インタビューや公式回想資料によると、「生きていること自体が奇跡であり、失うものなど何一つないという極限状態だった」と本人が語ったように、死の淵から生還した直後の研ぎ澄まされた生命力が、あの伝説的な肉体表現の凄みを生み出していました。デビュー初期に発売された写真集やグラビアで見せていた無邪気な少女の輪郭は、この作品を境に劇的な変貌を遂げます。

それから時を経て、NHK大河ドラマ『光る君へ』で紫式部(まひろ)役として主演を務めた際、視聴者の間で巻き起こったのは「知性と情感が交差する、成熟した大人の色気」への絶賛でした。重ね着された豪奢な平安装束に身を包みながらも、藤原道長との逢瀬で見せる指先の震えや伏し目がちな視線、抑制された吐息の演技は、肌を見せること以上の官能を漂わせました。20代の過激さを伴う衝動から、40代を手前にした内面から滲み出る情念へ。吉高由里子の表現力は、劇的な成熟を遂げています。

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