盃とは?お猪口やぐい呑みとの違い・三三九度の作法と歴史を完全解説

盃とは?お猪口やぐい呑みとの違い・三三九度の作法と歴史を完全解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

国語学および民俗学の資料によると、盃の語源由来は「酒(さか)」と食物を盛る器を意味する「坏・月(つき)」が合体した「さかつき」が転訛したものとされています。古代日本において、神に捧げる神酒(みき)を盛る容器そのものが盃のルーツでした。

日本酒器の歴史と種類を辿ると、飛鳥・奈良時代から平安時代にかけて用いられたのは、釉薬をかけずに素焼きした「かわらけ(土器)」でした。当時、一度使った器には使用者の魂や穢れが宿ると考えられたため、神事では毎回新しい土器を用い、儀式後に割り捨てる習わしがありました。この「清浄を尊ぶ精神」は、京都の神護寺などに残る「厄除けのかわらけ投げ」として現在も受け継がれています。

室町時代から安土桃山時代にかけて、武家社会の格式が定まるにつれて盃の装飾性は一気に高まりました。木地に朱や黒の漆を塗り重ね、金銀の蒔絵(まきえ)を施した漆器の盃が誕生します。さらに江戸時代に入ると、有田焼や九谷焼に代表される磁器の盃が登場し、冠婚葬祭の引き出物や鑑賞用美術品としても重宝されるようになりました。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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