なんなんだぁ今のは」の元ネタ判明!伝説実況が今も愛される衝撃の真相
ネット上で驚愕の出来事や予想外の神展開を目にした際、誰もが一度は目にしたことがあるであろう「なんなんだぁ今のは」という叫び。この言葉が公の電波に乗った歴史的瞬間は、2000年2月6日、東京競馬場で開催された第34回「共同通信杯4歳ステークス(現・共同通信杯、GIII・芝1800m)」でした。
当時、フジテレビの競馬中継で実況マイクを握っていたのは、重厚かつドラマチックな語り口で知られた塩原恒夫アナウンサーです。レースは、内ラチ沿いを通って粘り込みを図るマイネルコンバットを先頭に、直線の攻防が佳境を迎えていました。逃げ馬が粘り勝ちを収めるかと思われた残り数十メートル、スタンド側の遥か大外から、カメラのアングルを切り裂くように1頭の馬が突進してきました。名手・岡部幸雄騎手が跨る外国産馬、イーグルカフェです。
まるで別次元のスピードで先行勢を一瞬のうちに置き去りにし、ゴール板直前でマイネルコンバットを豪快に差し切ったその刹那、塩原アナの口から飛び出したのが、予定調和のアナウンスを完全に破壊した次のフレーズでした。
「外からイーグル!外からイーグル!イーグルカフェだ!なんなんだぁ今のはー!!」
着順の確定や着差を冷静に伝えるべき競馬実況において、アナウンサーが自分の目で捉えた視覚的衝撃に耐えかね、本音をそのまま電波に乗せてしまった瞬間でした。このわずか数秒の絶叫が、後に20年以上愛され続けるレジェンド実況のプロトタイプとなったのです。