なぜ大手コンビニを圧倒できる?セイコーマートが最強を誇る3つの理由
大手コンビニチェーンがかつて頑なに守り続けてきた「24時間年中無休」というドグマに対し、セイコーマートはずっと以前から独自の合理的な距離感を保っています。現在でも道内の全店舗中、24時間営業を実施している店舗は約2割程度にすぎません。
なぜ24時間営業を強要しないのか。その理由は極めて明確です。深夜の客数が極端に少ない過疎地域において無理に店を開ければ、人件費と光熱費が嵩み、オーナーや従業員の疲弊を招くだけだからです。丸谷智保会長ら歴代経営陣が発信してきた「無理をしない持続可能な店舗運営」こそが、フランチャイズオーナーとの強固な信頼関係を築き、人手不足が深刻化する日本経済の中で揺るぎない地盤となっています。
また、プライベートブランド(PB)商品の開発力も特筆に値します。セイコーマートの棚を見渡すと、自社ブランド「Secoma」を冠した商品がずらりと並びます。特に有名なのが、自社輸入によって実現した「500円台の本格直輸入ワイン(G7シリーズなど)」や、北海道豊富町産の良質な生乳を使った牛乳・ヨーグルトです。酪農王国・北海道の資源を最大限に活用し、自社グループで一次産業から加工までを一気通貫させることで、都心の高級スーパーが扱うようなクオリティを、日常の駄菓子感覚の価格で道民に届けています。