唇に痛くないできもの?水ぶくれ・しこりの正体と病院受診の目安
Q1:唇の内側にできた透明な水ぶくれは、自然治癒することはありますか?
A1:唾液の出口が軽度に詰まっただけの一時的なものであれば、自然に塞がり吸収されて治る場合もあります。しかし、唾液腺の導管が完全に断裂している粘液嚢胞の場合、自然治癒することは稀で、一旦小さくなっても再び膨らむ経過を辿ることが大半です。数週間消えない場合は専門医への相談をおすすめします。
Q2:気になって仕方がないので、消毒した針で水ぶくれを潰しても良いですか?
A2:絶対に避けてください。家庭用の針で突いて一時的に液体を出しても、唾液を分泌している根本の小唾液腺が残っているため確実に再発します。さらに、粘膜の深い組織に口腔内常在菌が侵入し、蜂窩織炎などの重い感染症や瘢痕化(痕が残る)を引き起こす原因になります。
Q3:口唇ヘルペスが「痛くない」状態で発症することはありますか?
A3:再発を繰り返してウイルスに対する免疫が一部働いている場合や、ごく軽微な発症初期では痛みを強く感じないケースも稀に存在します。ただし、ヘルペスは通常、複数個の小水疱が密集して現れ、数日で破れてかさぶたを作るという明確なサイクルがあります。長期間単発でぷくっと膨らんだまま変化がないものは、ヘルペス以外の病変である可能性が極めて高いです。