なぜ緩む?名古屋帯の結び方で失敗しない!プロが明かす一重太鼓の完全版

なぜ緩む?名古屋帯の結び方で失敗しない!プロが明かす一重太鼓の完全版について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

一重太鼓の端正な四角いシルエットに対し、あえて帯枕を使わず、ふっくらとした丸みと横への広がりを持たせる結び方が「銀座結び(つの出し風結び)」です。大正・昭和初期のモダンな着こなしをルーツに持ち、現代でも紬や木綿、アンティーク着物を粋に着こなすスタイルとして絶大な支持を集めています。

【名古屋帯・銀座結びの基本的なやり方】

1. 胴巻きから仮紐の固定まで:
胴に帯を2周巻き、ひと結び(またはねじり)するところまでは一重太鼓と同じです。銀座結びでは帯枕を使わないため、背中の固定には「仮紐」を直接使います。

2. 羽(つの)の形成:
手先を広げて背中側に水平に通し、お太鼓の中で手先を左右にピンと張って「羽(左右の張り出し)」を作ります。この羽のふくらみが銀座結び特有のこなれたフォルムを生み出します。

3. たれの立ち上げとお太鼓のふくらみ作り:
帯枕がない代わりに、たれをふんわりと持ち上げ、帯締めをたれの内側に通して下から支えるように固定します。お太鼓の下部を少し弛ませることで、帯枕なしでも自然な立体感(ぽってりとした舟形のシルエット)が生まれます。

4. 帯揚げと帯締めでのホールド:
帯枕がないぶん、背中の浮きを抑えるために「帯揚げ」を帯の上線にしっかりと沿わせて結びます。帯締めは一重太鼓よりもやや強めに締めることで、帯全体が緩むのを防ぎます。

銀座結びは帯枕の圧迫感がないため「一日中着ていても胃が苦しくならない」「車のシートや劇場の椅子に深くもたれかかっても帯山が潰れない」という実用上の絶大なメリットを持っています。

関連記事