なぜ牛丼は高くなったのか?値上げラッシュに隠された驚愕の真実
業界首位の「すき家」を展開する株式会社ゼンショーホールディングスや、「松屋」を運営する株式会社松屋フーズホールディングスもまた、防衛戦を余儀なくされている。各社は深夜料金の導入や、セットメニューの再編、さらには自動化投資による人件費抑制など、あらゆる手立てを講じてきた。
外食産業全体が直面する最大の壁は、アルバイト時給の上昇と物流コストの増大だ。深夜帯の労働力確保は年々難しさを増しており、深夜割増料金の設定は背に腹は代えられない選択であった。かつてのように価格競争でシェアを奪い合う時代は終わり、いかに収益性を保ちつつ顧客を留め置くかという生存戦略の時代に入っている。