なぜパイの実は美味いのか?64層の秘密と歴代進化の真相【2026最新】
パイの実を口にした瞬間に広がる軽快な歯ざわりは、単なる偶然の産物ではありません。ロッテの公式開発記録によると、あの独特のサクサク感の源泉泉流は「64層に折り重ねられたパイ生地」にあります。
開発初期の試作段階では、生地の層を32層から128層まで幅広く検証されました。しかし、32層では生地の厚みが残りすぎてパイ特有の繊細な口どけが得られず、逆に128層まで増やしてしまうと生地が薄すぎて中のチョコレートの油脂分や水分に負け、サクサク感が失われてしまうという壁にぶつかりました。生地の浮き上がりとチョコレートの重量バランスを極限まで追求した結果、導き出された黄金比が「64層」だったのです。
また、印象的な商品名である「パイの実」の命名には、南太平洋に実在する熱帯植物「パンの木(ブレッドフルーツ)」が深く関わっています。焼くとまるでパンのような味わいが広がるパンの木の話を聞いた開発担当者が、「まるでパイのような実がなる夢のような木があれば面白い」と着想し、「パイの実」と名づけられました。六角形の形状も、木に実る果実の房を想起させるデザインとして緻密に設計されています。