Orange Range「花」の真実と誕生秘話|世代を超える感動の理由
ORANGE RANGEの8枚目となるシングル「花」の発売年は2004年10月20日。当時、沖縄出身の若手ミクスチャーロックバンドとして快進撃を続けていた彼らが放ったこのバラードは、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得後、異例のロングヒットを記録しました。
最大の起爆剤となったのが、竹内結子さんと中村獅童さんが主演を務めた映画『いま、会いにゆきます』の主題歌への抜擢です。雨の季節に戻ってきた亡き妻と残された夫、幼い息子の切なくも温かい絆を描いた同作は、興行収入48億円を突破する大ヒットを記録。映画のクライマックスからエンドロールへと流れ込む「花」のメロディは、劇場を訪れた観客の涙腺を決壊させ、映画体験と音楽が一体となる社会現象へと発展しました。
同年12月にリリースされた2ndアルバム『musiQ』は累計売上260万枚を超えるダブルミリオンを達成し、「花」はその中心核としてバンドの評価を決定づけました。アップテンポでエネルギッシュなパーティーチューンの印象が強かった彼らが、日本中を包み込む壮大なバラードの表現者へと成熟を遂げた瞬間でした。