片岡千恵蔵の死因と晩年闘病の真相|80歳で逝った東映両御大の最期
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片岡千恵蔵の晩年における最大の闘病の敵は、長年付き合い続けていた「糖尿病」およびその合併症でした。昭和の映画スターとして過密な撮影スケジュールをこなし、豪快な生活を送っていた千恵蔵は、中年期以降に糖尿病を発症。食事療法や投薬治療を続けながら現場に立ち続けていました。
しかし、70代後半を迎える頃から糖尿病性の腎機能障害が進行。1980年代初頭に入ると体力の衰えが顕著になり、1982年(昭和57年)からは体調悪化に伴い東京都港区の病院へ長期入院する生活となっていました。当時の医療水準における腎不全治療は、現在のような高度な透析管理や身体的負担の軽減が難しく、高齢の患者にとっては極めて過酷な日々であったことが推察されます。
関係者の回想録や当時のインタビューによると、入院中の千恵蔵は病臥にあっても「映画俳優・片岡千恵蔵」としての威厳を決して崩さなかったといいます。見舞いに訪れる東映関係者や後輩俳優の前では取り乱す姿を見せず、常に身なりを整え、穏やかな笑顔で接していました。病魔に蝕まれながらも、最後までスターとしてのダンディズムと気品を貫き通した闘病の日々でした。