右のお尻が痛い本当の原因とは?医師が警告する危険なサインと最新改善法
右のお尻の奥にコリを感じたとき、多くの人が試みるのが「硬式テニスボールを床に置き、その上にお尻を乗せてグリグリと体重をかけるセルフマッサージ」です。しかし、日本整形外科学会の専門医らは、この行為に強い警鐘を鳴らしています。
梨状筋症候群を発症している局所では、坐骨神経が炎症を起こして浮腫(むくみ)状態にあります。そこに硬いボールで全体重を乗せて押し潰すと、痛んだ神経線維に直接的な機械的圧挫損傷を与えることになり、しびれの悪化や筋線維の線維化(瘢痕化)を招く危険が極めて高いのです。一時的に「痛気持ちいい」と感じるのは、強い刺激によって痛覚伝達が一時的に麻痺しているに過ぎません。
また、ちまたで喧伝される「骨盤の歪み 矯正法」と称する激しい骨盤矯正ボキボキ整体にも注意を要します。仙腸関節は本来、数ミリ・数度しか動かない強固な靭帯結合で守られている関節です。不用意な外力で無理に捻りを加えると、靭帯の微小断裂を招き、仙腸関節障害を難治化させる決定的な要因となります。