ダイハツのオートレベライザーリセット完全手順|警告灯と光軸ズレ対策
ダイハツ車の多くは、外部の専用スキャンツールを用いずとも、運転席足元にあるOBD2(DLC3)コネクタの端子を短絡(ショート)させ、規定のスイッチ操作を行うことで手動リセットが可能です。ここではタント 光軸リセット 手順およびタフト 光軸初期設定 やり方として広く共有されている標準的なマニュアル手順を解説します。
作業前の事前準備と車両状態の確認
リセットを行う際、基準値がズレてしまっては意味がありません。必ず以下の条件を整えてください。
- 完全な平坦地に車両を停車させ、パーキングブレーキを確実に引く。
- タイヤ空気圧を規定値に合わせ、荷室や車内の私物を降ろして完全な空車状態(無積載)にする。
- 燃料はできる限り満タンに近い状態(または半分以上)を維持する。
- 作業者は運転席に1名のみ乗車するか、社外から手を伸ばして操作する(車体に余計な荷重をかけない)。
OBD2短絡ピン リセット方法の具体的ステップ
ダイハツ車のDLC3(OBD2コネクタ)形状を確認し、端子番号を特定します。台形コネクタの長辺を上にした場合、上段左から4番目(CG:ボディグラウンド)、下段左から4番目(12番端子)または5番目(13番端子:車種・世代によりTS/TC端子の配置が異なるため整備書要確認。多くは4番と12番)を使用します。
- IG OFF(電源完全オフ)の状態で、細いクリップやジャンパー線を用いてOBD2の「4番端子」と「12番端子」を確実に短絡させる。
- ブレーキを踏まずにプッシュスタートボタンを2回押し、IG ON(エンジンは始動させない・ハイブリッドやスマートアシストのインジケーターが点灯する状態)にする。
- IG ONにしてから20秒以内に、ヘッドライトスイッチ(またはパッシング操作)を素早く操作する。
(※代表的なシーケンス:ライトOFFから「パッシングを4回〜5回連続入力」、または「スモール→ヘッドライトONを連続3回以上素早く反復」) - 正常にコマンドが通ると、メーター内のオートレベライザー警告灯(またはビーム表示灯)が点滅を開始、もしくはアクチュエーターが作動してヘッドライトが一度上下に動き、初期基準位置を記憶する。
- IG OFFにし、短絡ピンを取り外す。再度IG ONにして警告灯が消灯しているかを確認する。
※年式やスマートアシストの世代(タフト LA900S系、現行タント LA650S系など)によっては、OBD2短絡ではなく電子診断機(ダイハツ純正ツールDS-IIや汎用OBD診断機)からのキャリブレーションコマンド送信しか受け付けない車種もあります。無理な端子短絡はECU故障の原因となるため、端子番号の取り違えには細心の注意を払ってください。