渋渋が難関共学の頂点に君臨する理由!東大・海外進学実績と自由の真実
渋渋を語る上で欠かせないコアコンセプトが、創設者であり学園長・校長を務めてきた田村哲夫氏が提唱する「自調自考」教育方針です。文字通り「自ら調べ、自ら考える」ことを意味するこの理念は、単なるスローガンにとどまらず、学校生活のあらゆるディテールに実装されています。
校舎を訪れた受験生や保護者がまず驚くのが、いわゆる「校則」がほとんど存在しない点です。生徒手帳に細かな禁止事項がびっしりと並ぶ一般的な進学校とは対照的に、服装や髪型、持ち物に関する規制は最小限に抑えられています。この渋渋校風自由理由について、田村氏は著書や講演で「自由とは放任ではなく、自己の行動に責任を持ち、他者の権利を侵害しない自己規律の上に成り立つもの」と繰り返し述べています。
教員が生徒に対して「あれをしろ」「これを解け」と指示棒を振ることはありません。宿題や補習で強制的に勉強させるのではなく、自習室や図書館を開放し、疑問を持った生徒が職員室のオープンスペースに自ら飛び込んでくるのを待つ対話型のスタンスが徹底されています。管理型の教育に慣れ親しんだ保護者からは「本当に放っておいて大丈夫なのか」という懸念の声が上がることもありますが、自分で目標を設定し、PDCAを回す訓練を中学1年次から日常的に繰り返すことこそが、結果として大学受験やその後の社会で失速しない自走力を育てるエンジンとなっているのです。