世界一高いタワーはどれ?スカイツリーとビルの違いと2026最新順位
一般に「世界一高いタワー」と耳にした際、多くの人が思い浮かべるのが日本の東京スカイツリー(高さ634m)と、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのブルジュ・ハリファ(高さ828m)です。数値だけを比較すればブルジュ・ハリファが圧倒的ですが、ギネス世界記録においてスカイツリーは「世界一高い自立式電波塔(Tallest free-standing tower)」として認定されています。
この棲み分けを生み出しているのが、高層建築に関する国際的権威であるCTBUH(高層ビル・都市居住協議会)が定める明確な構造定義です。
CTBUHの基準では、構造物全体の高さのうち「50%以上のフロアが人が居住・勤務・利用できる床面積(使用可能空間)で占められているもの」をビルディング(超高層ビル)と定義します。これに対し、放送用アンテナの支持や観光用展望台など、局所的な利用スペースしか持たず、使用可能フロアが全体の50%未満にとどまる構造物を「タワー(塔)」と分類します。
ブルジュ・ハリファは163階建ての内部にホテル、オフィス、高級マンションが密集する超高層ビルです。一方の東京スカイツリーは、地上350mと450mに展望デッキを備えるものの、構造の大半は鉄骨トラスで構成された送信設備支持体であるためタワーに該当します。つまり、「世界一高いタワー」は東京スカイツリーであり、「世界一高いビル・自立式建造物」はブルジュ・ハリファというのが正確な事実です。