私と小鳥と鈴と全文と意味解説|金子みすゞが遺した本当のメッセージ
私と小鳥と鈴と全文と意味解説|金子みすゞが遺した本当のメッセージの概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。
まずは、金子みすゞが遺したオリジナルの詩文を味わってみましょう。大正期特有の歴史的仮名遣い(「やうに」など)が含まれていますが、声に出して読むことで、その心地よい五七調のリズムが胸に響きます。
『私と小鳥と鈴と』 金子みすゞ 私が両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥は私のやうに、
地べたをはやくは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
この詩を現代の日常的な言葉で解釈する現代語訳は以下のようになります。
「私がいくら両手をいっぱいに広げても、空を飛ぶことは少しもできない。けれど、空を飛べる小鳥だって、私のように地面を速く走ることはできない。私がどれほど身体を揺らしてみても、澄んだ綺麗な音を鳴らすことはできない。けれど、あの美しく鳴る鈴だって、私のようにたくさんの歌を知っているわけではない。鈴にも、小鳥にも、そして私にもそれぞれの役割がある。みんな違っていて、みんなそれぞれ素晴らしい。」