炭酸水のPh値は酸性?歯が溶ける噂の真相と胃への影響を徹底検証
理科の実験で学んだ通り、中性の水はpH7.0を示します。しかし、水に二酸化炭素(CO2)を高圧で溶解させると、水中でごく一部が炭酸(H2CO3)へと変化します。この化学変化により、プレーンな無糖炭酸水の液性はpH4.3〜5.5の弱酸性を示します。
炭酸の充填量が多い強炭酸水ほど溶存ガスが多くなるため、酸性度(酸性度合い)はやや強まり、pH値は4.0〜4.5付近まで低下します。水道法に基づく水質基準でpH5.8〜8.6(通常は中性寄りの7.0〜7.5)に管理されている日本の水道水と比べると、炭酸水は明確に酸性側に傾いた液体です。
日常的に口にする主な飲料のpH値と、体内への影響度を比較したデータは以下の通りです。
ここで注目すべきは、「炭酸水とアルカリイオン水の違い」に関する誤解です。炭酸水は炭酸ガスが溶け込んだ酸性飲料ですが、アルカリイオン水は電気分解によって水酸化物イオンを多く含ませたpH9〜10の弱アルカリ性水です。まったく正反対の性質を持つため、胃酸過多の緩和など目的によって使い分ける必要があります。