ブロック塀の埋め込みポストで後悔続出?原因と交換費用相場を徹底解剖
ネット上の情報では「不要になったポスト口は埋めて、別の場所にスタンドポストを立てれば簡単」といった手軽なアドバイスが見受けられます。しかし、ここには構造力学上の重大な盲点が存在します。
ブロック塀の耐震基準と鉄筋の位置
建築基準法施行令により、コンクリートブロック塀は高さや厚み、内部配筋のピッチが厳格に定められています。ポストを埋め込むためにブロックを大きく切り欠いたり、既存の開口部を広げようとして内部の縦筋・横筋を切断してしまうと、塀全体の耐震性能が著しく低下します。地震時に倒壊事故を引き起こすリスクに直結するため、無計画なはつり工事は厳禁です。
また、ポスト開口部を単にモルタルで埋め戻すだけでは、新旧モルタルの収縮率の違いから境界にヘアクラック(微細な亀裂)が生じます。そこから雨水が侵入して内部の鉄筋が錆び、爆裂現象(錆びた鉄筋が膨張してコンクリートを破壊する現象)を引き起こす原因にもなります。