高輪皇族邸の現在と知られざる歴史|一般公開の有無から今後の活用まで
インターネット上では「高輪皇族邸の内部を見学できる特別公開日があるのではないか」という検索需要が散見されます。しかし、高輪皇族邸の一般公開は原則として一切行われていません。
皇族邸の警備と現状について現地周辺を歩くと、上皇ご夫妻がお住まいだった時期の物々しい24時間体制の車両検問や多数の機動隊員の配置は大幅に縮小されているものの、現在も門前には皇宮警察および警視庁高輪警察署による警衛ボックスが設置され、定期的なパトロールと監視カメラによる24時間監視体制が敷かれています。
敷地を取り囲む重厚な白壁と樹齢数百年の木々に囲まれた正門前では、立ち止まってカメラを構える歴史ファンや散策者の姿が日常的に見られます。内部に入ることはできないものの、隣接する「二本榎通り」のクラシカルな街並みや、昭和初期の名建築である高輪消防署二本榎出張所、近隣の泉岳寺(赤穂義士の墓所)と合わせて、港区高輪の皇室施設と歴史遺構を辿るフィールドワークの定番コースとして親しまれています。