ワインの持ち方は脚が正解?「日本だけの作法」という衝撃の真相を徹底解説
ネット上の情報では「欧米人は誰も脚を持たない」「ボウルを持つのが本場のこなれた飲み方だ」といった極端な意見が見られますが、これを鵜呑みにしてフォーマルなディナーでボウルを鷲掴みにするのはリスクを伴います。
欧米でボウルを持つ人が多いのは、単に「形式にこだわらないカジュアルな食事風景」である場合がほとんどです。欧米のエリート層やワイン愛好家が集う晩餐会では、幼少期からの家庭教育や社交教育により、無意識にステムを美しく持つ所作が身についています。
「どちらが正解か」という二元論ではなく、その場の格式や料理のグレード、同席者との関係性に応じて柔軟に使い分けることこそが、真のマナーの本質です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
知識としてマナーを身につけた上で、現場でどのように振る舞うべきかの判断基準を提示します。
【ステム(脚)を持つべき人・シチュエーション】
グランメゾンや高級ホテルでの会食、ビジネスの接待、ワインのテイスティング会に参加する人。所作の美しさをアピールしたい場合や、白ワイン・シャンパンの冷えた状態を長く楽しみたい場合に最適です。
【ボウル持ちや安定重視で持つべき人・シチュエーション】
混雑した立食パーティーでグラスを倒す危険がある場合や、手首の力に不安がある高齢者・怪我をしている人。また、カジュアルなビストロや自宅で肩肘張らずにワインを楽しみたい場合は、無理にステムを持たずボウル下部を優しく支える持ち方が適しています。