相模ダム貯水率リアルタイム情報|水位・放流データと氾濫リスク検証
台風や線状降水帯による豪雨が相模川上流・山梨県の桂川流域を襲うと、相模湖の水位は短時間で劇的に変動します。現在の相模ダムの貯水状況や水位をリアルタイムで追跡する場合、第一に確認すべき一次情報源は神奈川県企業庁が運用する「ダム諸量データ」および国土交通省の「川の防災情報」です。
相模ダムの水位は、標高を示す「EL.(海抜メートル)」で管理されています。常時満水位はEL.167.0m、洪水期の被害を抑えるためにあらかじめ水位を下げておく夏期制限水位(洪水期制限水位)はEL.163.0m前後に設定されています。雨量計の数値が急激に跳ね上がった際、ネット上では「貯水率がすでに80%を超えた」「急激に水が溜まっている」と驚きや不安が叫ばれますが、ダム湖の運用には緻密な計算が存在します。
平時であれば、流入してきた水を発電や水道用水として安定供給しながら放流しますが、上流で1時間あたり数十ミリの豪雨が連続すると、相模湖への流入量は平時の数十倍に達します。相模湖貯水量のリアルタイムデータを見る際は、単に「パーセンテージ(貯水率)」を見るだけでなく、「流入量(m³/s)」が「放流量(m³/s)」をどれだけ上回っているかを確認することが、水位上昇のスピードを予測する決定的な指標となります。