モダン焼きとは?広島焼きとの違いや名前の由来・絶品レシピを徹底解説
モダン焼きを一言で定義するならば、「関西風お好み焼きの生地・具材に、あらかじめ調味または炒めた焼きそば(中華麺)を組み込んで一体として焼き上げた料理」です。しかし、全国の鉄板焼きファンの間でしばしば論争となるのが、「通常のお好み焼きと何が違うのか」、そして「中華麺が入る広島風お好み焼き(いわゆる広島焼き)とどう区別されるのか」という点です。
最大の違いは「生地と麺の合わせ方」、すなわち調理の構造力学にあります。関西風のお好み焼きは、小麦粉・出汁・山芋・刻みキャベツ・卵をボウルの中で空気を含ませるように均一に混ぜ合わせる「混ぜ焼き」が基本です。関西風モダン焼きの特徴は、この混ぜ焼きの土台の上に焼きそばをドッキングさせ、さらに上から少量の生地をかけて両面を香ばしく挟み込む、あるいは溶き卵で蓋をして一体化させる点にあります。
一方、広島焼きは「重ね焼き」です。鉄板の上に極薄く丸く伸ばしたクレープ状の生地を敷き、その上に大量の千切りキャベツ、天かす、もやし、豚バラ肉をタワーのように積み上げ、ひっくり返して蒸気でじっくり蒸し焼きにします。そして別の場所で炒めた中華麺と合わせ、最後に薄焼き卵の上に乗せて仕上げます。つまり、モダン焼きとお好み焼きの違いは「主食である麺を内包して1枚で完結する重厚な炭水化物ハイブリッド構造になっているか否か」であり、モダン焼きと広島焼きの違いは「混ぜ焼きベースか、蒸し焼きの多層レイヤー構造か」という根本的な調理哲学の差異に集約されます。