フランス革命の風刺画が暴く真実!第三身分の怒りと王政崩壊の裏側

フランス革命の風刺画が暴く真実!第三身分の怒りと王政崩壊の裏側の主要なニュースをコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

風刺の刃は、やがて国家の頂点に君臨する国王一家へも容赦なく向けられるようになります。絶対的な権威を持っていた王室の威信を失墜させたのは、容赦ないスキャンダル風刺画の連発でした。

豚や大食漢として描かれたルイ16世

優柔不断で職人気質だったルイ16世は、風刺画の中でしばしば「肥え太った豚」や「酒と肉を貪り食う無能な君主」として戯画化されました。1791年6月のヴァレンヌ逃亡事件で国王一家が国外逃亡を図って失敗すると、民衆の失望と怒りは頂点に達し、「豚の体に王冠を載せた生物」として描かれる風刺画がパリ中に溢れ返り、王の神聖不可侵性は完全に粉砕されました。

「赤字夫人」と怪物化されたマリー・アントワネット

オーストリア出身の王妃マリー・アントワネットへの攻撃はさらに苛烈を極めました。高額なドレスやギャンブルで国庫を傾けた「赤字夫人(マダム・ディフィシット)」と罵られ、首飾り事件などの醜聞を背景に、蛇の髪を持つ怪物(メドゥーサ)やハーピー、淫乱な女怪として描かれた中傷ビラが無数に出回りました。

こうした風刺画の氾濫は、民衆の心理的障壁を取り払い、1793年の国王夫妻の処刑(ギロチン)を世論が受け入れる決定的な下地を作ったのです。

関連記事