ヤムチャしやがっての元ネタとは?原作未収録の台詞とネタ化の真相
ヤムチャしやがっての元ネタとは?原作未収録の台詞とネタ化の真相についての真相を徹底解説します。
「ネットで有名なあの名言は、作中で一体誰が言ったのか?」——この疑問に対するストレートな回答は、「作中では誰も言っていない」という衝撃的な事実です。
サイヤ人編において、地球外生命体「サイバイマン」の自爆攻撃を受けたヤムチャが息絶えた直後、駆け寄った仲間たちの発言を原作コミックス18巻(完全版15巻)で確認すると、実際の台詞は以下の通りに記録されています。
クリリンは親友の亡骸を抱き起こしながら、悔し涙を流して「ヤムチャのやつ…オレの身代わりになりやがって…!!」と叫び、その直後に怒りを爆発させて「オレがあいつら全員をぶっ殺してやる!!!」と敵陣へ突撃しています。すなわち、原作に存在するのは「身代わりになりやがって」であり、「ヤムチャしやがって」という言葉はどこにも登場しません。
では、なぜこの架空の台詞がこれほどまでに浸透したのか。その発祥は、2000年代初頭の巨大掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」におけるアスキーアート(AA)文化にあります。
当時、掲示板上では無謀な行動をして玉砕したスレッド住人を追悼・冷やかす定番ネタとして、くたびれた男がタバコを咥えて空を見上げる「……無茶しやがって…」というコピペAAが流行していました。この「無茶しやがって」という慣用句が、語感の類似性(ムチャとヤムチャ)と、少年漫画屈指の無念な死に様を遂げたヤムチャのビジュアルと結びつき、誰からともなく「ヤムチャしやがって…」へと改変されたのがネット流行語としての出自です。いわば、異なるネットミーム同士の偶発的なマッシュアップによって生まれた造語でした。