伝説の凄みと血脈!松田優作が日本映画に刻んだ名作と配信の現在
彼の名を世に知らしめたのは、TVの刑事ドラマにおける破天荒な存在感だった。『太陽にほえろ!』で見せた一触即発の野性味は、茶の間のテレビ画面を文字通り揺さぶった。その後、東映や角川映画の大型アクション作でスクリーンの中央へと躍り出る。
とりわけ伝説的な一作が『探偵物語』だ。黒のスーツに身を包み、ヴェスパを駆る工藤俊作。ハードボイルドの美学と洒脱なユーモアを高度に同居させたこのキャラクターは、日本のサブカルチャー史に不滅のアイコンとして刻まれた。
そして遺作となったハリウッド超大作『ブラック・レイン』。病魔に侵されながらも繰り出した冷酷無比な刺客・佐藤役は、共演のマイケル・ダグラスや巨匠リドリー・スコットをも戦慄させた。世界を震撼させたあの狂気の鋭利さは、今なおフィルムの中でギラギラと光を放っている。