ゲノムと遺伝子とDnaの違いを徹底解説!本でわかる図解と最新医療
Q1:DNAとRNAには具体的にどのような違いがあるのですか?
A1:DNAが遺伝情報を長期保存するための「設計図の原本」であるのに対し、RNAはDNAの情報を写し取ってタンパク質合成の現場へ運ぶ「作業用の一時コピー」です。化学構造的にも、DNAの糖がデオキシリボースで二重らせん構造をとるのに対し、RNAの糖はリボースで基本的に一本鎖である点、また塩基としてチミン(T)の代わりにウラシル(U)を用いる点に違いがあります。
Q2:民間の遺伝子検査で、がんやアルツハイマー病の発症を100%予測できますか?
A2:100%の確定予測は不可能です。市販の検査キットが示すのは「統計的にその遺伝子型を持つ集団の発症率がどれくらい高いか」という確率(相関関係)に過ぎません。生活習慣や環境の影響が極めて大きいため、リスクが高くても発症しない人もいれば、リスクが低くても発症する人がいます。病気の確定診断には医療機関での精密検査が必要です。
Q3:ゲノム編集食品と従来の遺伝子組み換え食品は何が違うのですか?
A3:従来の遺伝子組み換えは、外から別の生物の遺伝子を組み込む技術です。一方、ゲノム編集は、その生物自身が持つ特定の遺伝子を狙って切断し、自然界でも起こり得る突然変異と同じ変化をピンポイントで起こす技術です。外来の遺伝子が残らない手法で作られたゲノム編集食品は、従来の品種改良に近い安全性の枠組みで評価・流通が進んでいます。